ウオルサムの顔となるフォルムを創造
「人の個性と同じく、数多ある時計ブランドにもそれぞれの特色があり、そのルーツを知ることがデザインを起こすコンセプターにとって極めて重要です」とフィナツィ氏はいう。彼がその言葉を世に知らしめたのが2000年から携わったウオルサムのデザインだ。1850年創業のウオルサムは、アメリカでも旧態依然としていた手工業の懐中時計を大量生産へ発展させた。その技術は、運行時刻に厳格な鉄道会社の基準に合格し、リンドバーグの大西洋無着陸横断飛行をはじめ多くの冒険家に支持されるなど、究極の状況で実用されながら高精度を実証したのである。1954年にはスイスへ本拠を移転し、ブランドバリューに好適な生産体制と価格設定をモットーとするブランドとして人気を博してきた。そして、創業150周年の「レディーウオルサム」のデザイナーに抜擢され、新たな意匠を創造したのがフィナツィ氏なのだ。そのケースに見られるラグのデザインは今日の同社のシンボルとして、「ローンイーグル」「フィダルゴ」などのモデルに継承されている。
著名な飛行家リンドバーグとアメリア・イアハートを称えるモデル。(左)ローンイーグル。自動巻。フライバックGMTクロノグラフ。ステンレススティールケース×バッファローストラップ。ケース径45mm。1,050,000円(税込)。(右)レディーアメリア。クオーツ。クロノグラフ。ステンレススティールケース×ラバーストラップ。ケース径38mm。472,500円(税込)。
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