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世界に出て知った古典落語の底力
師匠が持つ「Laught & Peace」の精神で挑んだ海外公演は、落語という日本の伝統文化を伝える大きなきっかけになったと同時に自信につながった。
その後NHK新人演芸大賞・文化庁芸術祭新人賞などを受賞し、上方の若手人気落語家として、注目を浴びるかい枝師匠。1997年からは、世界の人に落語で笑ってもらおうと、英語落語の公演を開始する。
「12ケ国ほど行きましたが、どこでもRAKUGOを楽しんでもらえるのには、本当に毎度驚かされます。2007年文化庁文化交流使に任命されまして、翌年の4月から半年、家族でキャンピングカーに乗りこんでアメリカ中をまわって、英語RAKUGOをやってきたんです。劇場だけでなく、キャンプ場なんかでもやったんですが、竃も何も知らないアメリカ人が『面白い面白い!』って笑ってくれる。いや、すごいことだなと。今、日本ブームで、日本に興味を持っている人も多いんですが、それだけじゃないですね。やっぱり古典の力ですよ」
 ちなみに英語落語とは、全編英語で演じる落語のこと。外国人にわかりやすくするために噺の設定を変えたりせず、古典落語をそのまま言語だけ英語にしている。外国の人々が、現代の日本人でさえ見たことがない、七輪で火をおこし、長屋に住んでいたころの日本人の話に腹を抱えて笑う。その笑い声に、先人たちが創り上げてきた古典落語の底力を感じ、改めて感動を覚えたという。
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