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LUX BOOK REVIEW『民家のしくみ』
Text Mihoko Matsuda
古き良き家の知恵と工夫を学ぶ
「200年住宅」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。サステナブル社会に向けて、長持ちする住宅を作っ ていこうという動きだ。そこで注目されているのが古き良き時代の家。無駄なエネルギーを使わず、知恵と 工夫で快適な暮らしを実現する「民家」だ。 この本は日本全国に点在する民家を紹介している。どのように 雪や風を凌いでいるのか。どんな工夫で光を取り入れているのか。防火対策はどのようになっているのか。 建築に明るくない人でも「なるほど!」と思うことばかり。昔の人は 常に自然と真正面から向き合い、柱ひと つにも繊細な気配りをしていたことがよくわかる。もちろんこの本は、現在の最先端の住宅を否定するもの ではない。民家に受け継がれている機能や技術を学ぼうという温故知新の精神で書かれているから面白い のだ。四季のある日本。環境と共生するためのヒントが、ここにたくさん詰まっている。
●『民家のしくみ』坊垣 和明 学芸出版社 1,890円
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