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これまで経験してきた壮絶な過去を、微塵も感じさせない 聡明な印象の山口さん。しかし、その目にはとても力があっ た。
バングラデシュから
世界ブランドを
Photo Sadato Ishizuka Text Daisuke Maejima
「ビジネスを通じて国際貢献がしたい」
バッグデザイナー、山口絵理子さん。若干24歳にして、 アジア最貧国と言われるバングラデシュをベースに 活動するバッグブランド、株式会社マザーハウスを立 ち上げた。そんな彼女の名前と顔は、もしかしたらドキ ュメンタリー番組や雑誌、新聞などで目にした人も多 いかもしれない。しかし、その大胆かつバイタリティ溢 れる行動や言動、そして仕事ぶりと、華奢でキュートな 見た目の印象がどうもマッチングしない。そんな思い を抱いた人も、意外と多いはずだ。「途上国から世界に 通用するブランドを作りたい」。そんな、不可能とも思 える夢に向かって突き進む日本人女性。その原動力は いったい、何なのか。「ビジネスを通じた国際貢献」をモ ットーに日々活動する彼女に、話を伺ってきた。
山口さんがデザインし、バングラデシュの工場で生産され る商品。そのクオリティは、驚くほど高い。
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